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理事長所信



南双葉青年会議所
理事長 細山 芳康

【はじめに】
1985年7月26日、この南双葉地域(富岡町、楢葉町、広野町、川内村)に『明るい豊かな社会』をつくるために同じ志を持った先輩方のご尽力により南双葉青年会議所が誕生しました。
本年度、南双葉青年会議所は創立から30年の歳月を迎えようとしています。しかし2011年3月11日に発災した東日本大震災並びに福島第一原子力発電所の放射性物質の漏洩事故により、我々の生活環境は一変してしまいました。それから間もなく4年という歳月が経過しようとしています。故郷の復興は少しずつですが進んできました。しかし地域の住民の方々は、すでに新しい生活を始めている方と、いまだに先が見えない不安を抱えながら避難生活を継続している方が存在している複雑な状況です。このように地域住民が様々な問題を抱えている中、我々青年会議所は、未来の故郷を明るい豊かな地域にするために、そして地域の人々から必要とされる存在になるため、また郷土を愛する青年として地域を再興するために全力で運動を展開していきます。


【30周年を迎えるにあたって】
 創立から30年、我々の故郷である南双葉地域は、目まぐるしい変遷を遂げてきました。また当青年会議所を取り巻く環境も大きく変化してきた中で、当青年会議所が現在まで活動を継続することが出来たのも、ひとえに地域の皆様のご理解とご協力の賜物だと思っております。そして今日まで、私たち南双葉青年会議所をご支援いただいた地域の皆様に深く感謝申し上げますとともに、礎を築き地域の発展のために貢献してきた先輩方に心より感謝と敬意を表します。
私たちは、『明るい豊かな社会』を築き上げるという崇高な理念のもと、創始の志と不変の運動精神をしっかりと受け継ぎ、これまでの30年間を礎として、私たちは故郷再興への確かな軌跡を刻み、地域の未来を明るくする事業をメンバー一丸となって展開してまいります。


【会員拡大〈LOM存続のために〉】
 2015年度、南双葉青年会議所は福島ブロック協議会内で最小の9名でスタートします。
近年、当青年会議所は会員減少問題という難題を抱えています。特に2011年3月11日以降は、南双葉地域の企業が避難しており、帰郷して開業している企業が非常に少ないという状況ということもあり、当青年会議所にとって存続に関わるとても重要な問題となっております。この問題に関しては、これまでもメンバー各自で勧誘を行い、新入会員セミナー等を開催して会員の増加に努めてきましたが、なかなか会員数が増加しないというのが現状でした。今年度は、地域を良くしたい、地域を取り戻したい、という故郷再興への熱い気持ちを持つ仲間を増やします。
そして、様々な事業を発信し、青年会議所活動が地域の人々に理解され、必要とされることが会員増加のきっかけになると考えます。会員拡大は、今後の地域の将来を左右する最重点課題と位置づけて、メンバー一丸となり、情熱を持って会員拡大を真剣に取り組んでいきます。


【南双葉地域の再興に必要とされる“人財”の育成】
 南双葉地域の明るい未来並びに故郷再興を担うためには、能動的に行動しなければ意味がありません。メンバー一人ひとりがJAYCEEとしての意識変革を起こし、故郷再興に必要とされる“人財”になれるようメンバーの育成に力を入れていきます。そこで本年は、会員の資質を向上させる様々なセミナーや事業を開催し、切磋琢磨しながら生涯の絆を構築していきます。
 また、本年は地域の様々な団体並びに行政機関の人々との交流を活発に行い、地域全体を見渡せるよう視野を広げ、地域の人々と共に必要とされる事業を行い、青年会議所運動への理解を深めてもらえるように努めてまいります。


【風評被害の払拭・情報発信】
  現在、南双葉地域においては、1町1村(広野町、川内村)が少しずつではありますが住民が帰還をしています。しかしながら全国的にみてもメディア・各種報道等の影響もあり、まだまだ南双葉地域の現状への理解が乏しいことによる、様々な風評被害がいまだ続いている状況です。
漁業においては試験操業も行われ、農業においても試験作付けによる安全性が確認された一部の農産物の生産が始まりました。そこで当青年会議所は地元の人々の協力を得て、南双葉地域で生産される農産物の生産過程に携わり、農産物の安全・安心を全国に発信していきます。さらに風評被害払拭のために、全国各地の青年会議所のネットワークを活用し、農産物の本格生産の一助に寄与する事業を展開してまいります。また南双葉地域の復興状況並びにソーシャルストックもあわせて発信してまいります。


【双葉郡8町村の広域連携の重要性(ふたばはひとつ)】
 双葉郡8町村の現状は、放射性物質の影響により、人々の出入りが自由な場所と許可がなければ出入りの出来ない場所、帰還して住める地域と住むことが出来ない地域、復旧・復興の進捗状況も各町村によって異なります。このような状況下で、新たなまちづくり・地域コミュニティーの再構築を行うには各町村はもとより、8町村が一致団結して「ふたばはひとつ」のもと広域的に連携することが、郷土再興を促進するために効果的だと考えます。そのためには、同じ境遇の浪江JC、震災後、協力をしていただいているいわきJC並びに福島県内のJCと強固に連携を図っていきます。また、広域連携を促進するために、関係団体や行政機関との意見交換を積極的に行いながら、広域連携の必要性について共通認識を持ち、双葉郡が真の復興を遂げられるように努めます。


【おわりに】
 東日本大震災から4年の歳月が経とうとしている現在、南双葉地域(3町1村)の復旧・復興の進捗状況は様々です。我々は、JAYCEEとして故郷を愛する青年として、南双葉地域ひいては双葉郡の再興の一助となるために、そして子供たちに明るい未来を残すために、英知と勇気と情熱を持って取り組まなければなりません。
そして、地域に必要とされる事業を展開し、地域の方々から必要とされる“人財”となるよう、「為せば成る」という確固たる信念を持ち、能動的に行動します。また、地域を想う青年の輪を広げて、故郷再興への意識変革を起こし、笑顔溢れる地域のため『明るい豊かな社会』の実現に向けて精一杯努力していきます。



基本方針
1.30周年事業の開催
2.LOM存続のための会員拡大の推進
3.地域再興に必要とされる“人財”の育成
4.風評被害払拭の推進
5.双葉郡8町村の広域連携の促進
6.情報発信の推進


事業計画
1.30周年記念事業
2.会員拡大・会員の資質向上となる事業
3.故郷を再興するために必要な人財の育成事業
4. 風評被害払拭に関する事業
5.双葉郡8町村の広域連携を促進するための事業
6.日本JC・福島ブロック・相双4JC・県内各青年会議所・他団体との連携事業
7.ホームページ・SNS・その他を利用した広報活動



スローガン
希望への轍
〜故郷再興への軌跡を刻む人財となれ〜